マフラーの種類や形

2in1(ツーインワン)

オートバイのマフラーは2つの役割があり、エンジンからの排気音を低減・消音するとともにエンジンパワーを引き出す効果も持っています。

2in1(ツーインワン)マフラーというと、エンジンのシリンダー2つに1つのマフラーが付いている構造のものを言い、2つのシリンダーから排出されるガスが合流することで排気が干渉しあい、排圧がかかります。

そのことで中低速トルク感が向上することが特徴です。

一方で、2in2と言われるものはエンジンシリンダー1つに対し1つですから、排気干渉がなく、パワーを得やすい特徴がありますが、トルクに不満があった場合、2in1タイプに交換することがあります。

2in2(ツーインツー)

2in2マフラーとは、エンジンシリンダー1つに対して1つのマフラーになります。

独立管のように見える外観ですが、内部で集合しており高回転力のパワーと低回転のトルクをアップさせた性能を有しています。

排気干渉による音を大幅に抑えられる効果もあり、程よい音に変えてくれます。

テーパード

テーパードマフラーの特徴は、その葉巻型と呼ばれる形状で、マフラーの最後部がマフラーの直径よりも細くなっている点にあります。

この形状により、ゆったりとした大人の雰囲気のあるマフラー音を実現しています。

どんなハーレーにもマッチするオーソドックスなマフラーとしても人気の高いテーパードマフラーは、ハーレー初心者のオーナーから様々なカスタムを経てきた経験豊富な上級者のオーナーまで、幅広い人気を誇っています。

ドラッグパイプ

実際にはサイレンサーが搭載されていますが、秀逸なデザインの特徴からサイレンサーが目視確認できず、パイプを1本のみ用いて製造されているようなデザインが楽しめるのがドラッグパイプです。

アメリカンバイクのマフラーに関する事柄をカスタムする際はもとより、アメリカンバイクの全体像の印象を変化させたい事例でも再優先的に選定されるパーツです。

ドラッグパイプという名称からもわかるように元来はドラッグレーサーに使用されており、マフラー音は轟きレーシーな気持ちが高ぶるサウンドです。

スラッシュカット

スラッシュカットマフラーの特徴は、エンド部分が斜めにカットされていることです。

少し懐かしいですが、暴走族などが使っていた竹やりマフラーなどもそのように呼ばれたりしています。

マフラー音そのものは大きめなので、必要に応じてサイレンサーをつけておいた方が良いでしょう。

パイプ系が細いと破裂音、太めだと重低音のような感じになるので、好みで付け替えて楽しんでみるのもカスタムの楽しさを知るひとときになりそうです。

フィッシュテール

マフラーの先端部を指すマフラーエンドという部位が魚の尾によく似ている様相から、フィッシュテールマフラーと名付けられています。

先進的なデザインであるものの歴史は古く、パイプを潰す事により生み出された特徴的な形状は歴史的なモデルでも目にする事ができます。

そのため、フィッシュテールマフラーを搭載するとクラシカルなスタイルのバイクに仕上げる事ができ、マフラー音に関しても同様に低くて太い響くような音が楽しめます。

トランペット

トランペットマフラーの特徴は、マフラーのエンド部分が名前のとおりトランペットのような形状をしていることがまず挙げられます。

見た目が非常に格好良いので、デザイン性重視で選ぶのならダントツの人気と言っても過言ではありません。

マフラー音はどちらかというと大きく「うるさい」部類に入りますので、走行する場所を選ぶか、またはインナーサイレンサーを装着しておくと多少は音が軽減されるので考慮しておくと良いでしょう。

アップスイープ

アップスイープという名称のマフラーは、パイプの後方が上を向いている事が特徴です。

長いマフラーのエキゾーストパイプが、中盤からエンドになるにつれて上を向いていて、アメリカンバイクの象徴的なスタイルとも言えます。

中でもドラッグパイプのタイプは、スッキリとした歯切れの良いマフラー音が特徴です。

アップスイープマフラーは、好みに応じてトランペットタイプなどを使用する事で、さらに爆音かつ迫力が増す事が期待できます。

ターンアウト

ターンアウトマフラーは最先端部にある排気口が車体とは反対側を向いている形状が特徴的であり、ダイナミックな印象が強く与えられるようになるため、アメリカンバイクとの相性に優れています。

そしてターンアウトマフラーは車体とは反対側に向かって排気口を設けるという特性から、先端部に近い位置でカーブを描いているので、描いているカーブを排気ガスが通過する事によって排気ガスの歯切れが良くなり、レスポンスに優れたマフラー音が楽しめます。

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